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「まるでGoogleが出資したような、そしてトランプが逆上しそうな
グローバル感」ある7人の侍

 

『マグニフィセント・セブン』 監督 アントワン・フークア

 

言わずと知れた『七人の侍』『荒野の七人』のカバーソングならぬカバー映画。リメイクです。それ以上でも以下でもなく、真面目にカバーされていました。良くも悪くも、オーソドックスで生真面目。それだけ『七人の侍』『荒野の七人』にリスペクトしまくった映画になっているということで。

監督のアントワン・フークアは、プリンスとかアッシャーとかクーリオ、スティヴィーワンダーなどのミュージックビデオ制作出身のアフリカ系。

特筆すべき1点め。「まるでGoogleが出資したような、そしてトランプが逆上しそうなグローバル感」ある7人です。イ・ビョンホン(韓国)までいるんですから!つか、オバマよろしくリーダーがアフリカ系(デンゼル・ワシントン)ですから!

 

そして、もう1点の特長が「女子も観られる西部劇」という。『七人の侍』『荒野の七人』のような泥だらけなむくつけき男たちではなく、けっこうキレイめ。イーサン・ホークにイ・ビョンホンですから。ペキンパー映画のような超残酷殺戮シーンなどもありません。

肝心の決闘シーン、ガンさばきなどのアクションはちゃんと男子は及第点つけられるハズ。『七人の侍』『荒野の七人』フリークの方たちからすれば細部にいろいろ文句ありましょうが、ここは両作品とも知らない次世代に対するプレゼンだと思いましょう。カバーソングですから。この映画から『荒野の七人』に戻って、さらにオリジン『七人の侍』まで掘っていただくという期待を込めて。

デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークという90〜ゼロ年代のヤングアクターたちが、イイ感じの中年俳優に突入しています。紅一点のヘイリー・ベネットちゃんもいい味出してます。割と日本人男子ウケする親しみやすいヴィジュアルなのでは?

当然のことながら、最近珍しいパーフェクトな勧善懲悪映画。例えば、重めの映画を何本か続けて観た後に観る、なんつー鑑賞に最適かも。

何にしろ、「野郎どもが命を顧みず力を合わせて戦う」という普遍性。これは気持ちいいもんです。チャンバラゴッコと西部劇で育ったお祖父ちゃんにもきっとオススメ。『荒野の七人』ファンのあなたにはラストのラストに狂喜のプレゼント有。萌えます。

 

マグニフィセント・セブン 公式サイト
http://www.magnificent7.jp/

 

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