Tokyo Mac Blog

ここはひとつ、冨手麻妙(22)と筒井真理子(54)という
文句のつけようがないふたりの女優の爆裂演技に、
1,800円投資してみよう!

 

ジャンル問わず毎週の封切りをご紹介・・・ということで、今週はまさかの18禁。しかも、日活ロマンポルノ(45周年記念)です。密かに復活して、そのリブート作品として公開中なのがこの映画です。

監督は言わずと知れた、園子温。観る方を選ぶ監督ですので「苦手・・・」という方はスルーで。なにしろ、全編「園イズム」で塗られまくっています。「そりゃ、ちょっと気になる!」という方、このままヨタにおつきあいください。

 

今週のポイント

園子温汁1000%の映画。純粋なポルノの匂いはありません(だから、アンチポルノ?)。

●冨手麻妙(新人)と筒井真理子(ベテラン)というふたりの女優の凄絶な演技を楽しむ映画。

カップルと女性客、圧倒的に多し!園監督の女性人気がうかがえます。

●途中、いきなり、「ええええっっっ!!」という・・・展開あり。笑っちゃいます。

●『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』と原作ありきの商業作品が続いていた園作品ですが、久々にアートな園映画になっていました。

●密室劇好きな方にも楽しんでいただける展開。

 

主演は、冨手麻妙という女のコ。この方、元AKS所属。元AKB48研究生という経歴。にして、この作品の彼女はぶっ飛んでいますよ。いやもう、文字通り全身全霊この映画のために、園子温のために捧げてます。ええ!?そこまで・・・ってぐらい。観ればわかります。コレは誰も文句言えない。

そして、注目すべき助演女優が筒井真理子。第三舞台出身。このひと、最近富みに邦画でジワジワと注目され始めている方で、その年令はなんと56歳!!見目麗しい、美人女優。Wikiを調べていただくと、「え?こんなのにも出てたの?」というほど、数々の映画やドラマの中年役で出演しまくり。筆者は『孤独のグルメ』ゲスト出演回まで追っかけてしまいました。

そして、『シン・ゴジラ』『この世界の片隅に』というルール違反の傑作が無かったら去年の邦画ナンバー1だったとも言われている『淵に立つ』主演で数々の映画賞を獲得。女性で、基本的に脇役の俳優がここまでほぼ突然に注目されることはなかなか珍しい。それだけ、天才的な演技力。そして、この筒井さんのトンデモ演技を堪能できるのがこの映画です。

とにかく、この冨手麻妙と筒井真理子というふたりの女優の演技に尽きる映画。その演技力に1,800円の価値はあると断言できます。

そして、全編、園子温汁100%。誰も予想できない脚本に、誰も観たことのない映像。頭ん中、イイ感じにグチャグチャにかき回されますよ。

園子温といえば、満島ひかりと二階堂ふみという女優を世の中に送り込んだ張本人ですから、冨手麻妙がこのふたりに続くのは確実と思われます。その大女優が生まれる瞬間に立ち会いたい方は必見。

日活ロマンポルノと聞いて、エッチなオッサンばっかりだろうな〜と予想して劇場に行くと、カップルと女性だらけという意表つきまくりの展開でした・・・もちろん、18禁ですのでご注意を。いちおう身分証持っていくか・・・の、2月17日まで。

 

ANTIPORNO アンチポルノ公式サイト
http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot/antiporno/

 

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