Tokyo Mac Blog

次世代タランティーノ&コーエン兄弟系。
この特異過ぎるシチュエーション!

 

グリーンルーム(監督:ジェレミー・ソルニエ)

ホラー寄りのスリラーです。ので、血が苦手。残酷シーン苦手な方はやめておいてください・・・と言っても、スプラッターほどではないです・・・という微妙な解説からスタートしてみたいこの作品、なかなかに好評のようで新宿での上映期間が延期されています。(ネット検索すると、タイムリーにもフェスのグリーンルームが大量に引っかかるのでご注意!)

 

今週のポイント

●最近ボチボチと台頭してきたインディペンデントなサスペンス映画。
次世代タランティーノ&コーエン兄弟系。

●監督は前作『ブルー・リベンジ』(NetFlixで観ることができます。こちらもオススメ!)でカンヌ受賞歴有り。
演出がしっかりしていますので、このシチュエーションでも、トンデモB級映画のような安い感じがありません。

●観る前に多少なりとも「ネオナチ」について検索して調べていくと、面白さ倍増必至。

●ハードコアパンクが好きな方はさらに倍の倍楽しめるようです。
売れないハードコアパンクのバンドと恐ろしいネオナチの話です・・・この特異過ぎるシチュエーションでもう興奮しちゃう方は今すぐ映画館へ。以下、予告編より・・・

 

売れないパンクバンドが」

「出演したライブハウスは」

「ヤバイ奴らの巣窟だった!」

 

シンプルにそういう映画です。あとは殺るか殺られるかの壮絶な死闘が繰り広げられるのです。そして、基本的にはそのライブハウスという中でのサバイバルです。ちなみにタイトルの「グリーンルーム」は、「楽屋」「控室」という意味。このあたりも特殊です。ということで、この映画、「出演する人物の傾向」「舞台となる場所」「使われる武器」などがとても特異で、それだけで新鮮味がありますよ。

こうして切り取った単語だけ並べるとトンデモB級映画と思われそうですが、演出がかなりしっかりと成されているので「ナンジャコレ〜」感は無く、余裕かまして笑ってる間もなくラストまでドキドキして観られます。

主演の俳優は去年に若くして(27歳)亡くなっています。また、出演している俳優のひとりメイコン・ブレアという人は先週ご紹介したNetFlixオリジナル作品にして、サンダンス映画祭で受賞している名(迷)作『この世に私の居場所なんてない』を監督した人でもあります。というように、タランティーノやコーエン兄弟たちが構築したクライム・サスペンスの直系でありながらオリジナル性があるという、配信含めたインディーズ人種による新世代ムービーの1本であります。前作をNetFlixでご覧いただいてから、コレを観るというのもアリな楽しみ方ですぞ。

 

『グリーンルーム』公式サイト
http://www.transformer.co.jp/m/greenroom/

参考:

ブルーリベンジ』(NetFlix)

この世に私の居場所なんてない』(NetFlix)