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【レビュー】7ven

メッセンジャーバッグとブリーフケースのコラボ。
MBP16インチと靴とペットボトルも同居OKの収納力!〜後編

というわけで!メルボルン発・キックスターター育ちの秀逸バッグ、アルパカ社「7ven(セブン)」に関するエントリー後編でございます。

前回ご紹介した、肉厚パッド+ポケット搭載ストラップ。そして、このストラップにはもうひとつ仕掛けがあるんですよ。

チェストストラップ。

 

 

動きの激しいシーンでは、チェストストラップ。

メインのストラップにカチンと装着すれば、さらに身体にピッタリフィットするというこれまた秀逸機能。自転車で使用する時はもちろん、かなり激しく動き回ったとしても、7venはあなた身体にピッタリと。

さらにさらに!このチェストストラップが、例のマグネットシステムによって、パッと一瞬で装着できるのです。装着も、脱着も後ろ手でヒョイっと。

 

 

 

7venのマジックテープについても語っておきましょう。フラップ(蓋)部分の裏面のマジックテープ。

 

 

「バリバリバリッ」の音を必要最小限に。

「デジタルスペース」の表面にくっつけます。

 

 

もちろん、フラップ(蓋)も、マグネットシステムでガッチリ固定されていますが、サブ的な固定ができるわけです。で、特長はこのマジックテープの音。みなさん、メッセンジャーバッグのマジックテープ(ベルクロ)で「ちょっと音でかくね?」と感じたことありませんか?筆者が今まで使用していた、みなさんご存知の老舗メーカーのあの赤いタグでお馴染みのメッセンジャーバッグ、めっちゃ「バリバリバリッ」の音がラウドネス!シーンとした待合室とかであれちょっと恥ずかしいんですよね。「マーマー、あれ、なんの音お?大きい音だね〜」なんて正直過ぎる子供に言われたことがあります。

7venの音のマジックテープの音は極限まで小さめにしてあります。確かに、あのバッグと比較するとかなり小さいと感じます。このあたりの(剥がす音がデカイとかっこ悪い)感覚って、日本人特有じゃなかったんですね。

前回、パーフェクトに頑丈なマテリアルについてお話しましたが、そのマテリアルを使用した裁縫自体もめちゃめちゃ繊細に、頑丈に作られています。

 

 

だいたい安物の、ダメなボストンバッグとかマチのあたりの裁縫からほつれて貧乏臭い感じに劣化していくんですが、確かに、7venのはちょいと頑丈そう。ほつれなそうです。バッグが届いて、開けてみるとその「頼りがいのある佇まい」を確実に感じるハズ。

そして、ブラックとグレーというカラバリと共に、あなたの「右利き、左利き」の習慣によってもチョイスできるという素晴らしいバリエーション用意がされています。

 

 

「習慣」で選ぼう。
右肩掛け・左肩掛けがあるのです。

(正面から向かって)左肩掛け

(正面から向かって)右肩掛け

 

というバリエーションがありますので、購入の際は慎重に!誰でも、バッグをたすきがけにする場合に、自然に振る舞うことができる方向(右肩に掛ける・左肩に掛ける)があります。

つまり、今回日本に上陸した正規一般発売の7venのバリエーションは・・・


ブラック 左肩掛け


ブラック 右肩掛け


グレー 左肩掛け


グレー 右肩掛け

4種類のバリエーションになるわけです。並行輸入系や量販サイトで買っちゃうとこのあたり選択できなかったりするのでご注意を。ショルダー部分のポケットなど、使いづらくなってしまいます。

「非常に高い高度の過酷な環境でも耐え抜く動物」。

ラストに、開発元・アルパカ社の7ven開発チームについて少しだけ。

ALPAKA(アルパカ社)は、オーストラリアのメルボルンのメーカー。社名の由来は「非常に高い高度の過酷な環境でも耐え抜く動物」。まさにタフなバッグを連想させる社名なわけです。

開発チームの開発中のラフスケッチより。

 

 

マグネットシステムの各バックル等は、かなり難航したようです。無数のバックルがテストされた模様。

 

 

7ven試作品の数々。キックスターターでさらに投資者の意見なども取り入れて、よりパーフェクトな作りになっていったという。

 

 

2回に分けて、シツコイ程にご紹介してきた7ven。2019年は、MacPerfectからデビューした「SLICKS」を旅のバッグとして、そしてこの「7ven」をビジネスバッグや一泊旅行のバッグとして、さらに毎日のプライベートコンパクトバッグとして「Air Sling Pro」を使い倒したいと思う次第であります!

(TokyoTool編集部 Y)

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