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【レビュー】Air Sling Pro(後編)

 

【Indiegogo】で達成率2,410%(!)を記録した驚異のコンパクトバッグAir Sling Proの最新バージョン、後編はその類まれなる素材の解説からスタートです!

 

Air Sling Proには、前作7ven同様、「撥水」機能アリ。

 

 

 

並外れた撥水と防刃。

 

イイ感じにハジいてくれるんです!あとは、ササッと拭いておくだけで雨に濡れても、コップの水をこぼしても「なかったことに」してくれます。ALPAKAのデビュー作にして大ヒットバッグ7venもユーザーの方から「グレーモデルも撥水できるの?」と聞かれることがあります。グレーモデルは見た目、ウールっぽいのでこれで撥水できる気がしないのでこの質問は至極当然。ところが、ブラックモデル同様、これがしっかりと撥水してくれますよ。いったいどんな生地使ってるんだろう?

ということで、さらにこのAir Sling Proの生地にはもうひとつの秘密があるのです。それが防刃性能!鋭利なカッター、ナイフなどで切ることが不可能なタフな生地でもあるのです。

 

 

前編でもちょいとお話した通り、Air Sling ProはANSI規格(※)で、3,000gの力でも切断不可能なレベル。

 

※アメリカ規格協会。アメリカの工業製品の標準化・規格化を行っている団体。1918年に設立されたアメリカ工業標準委員会(American Engineering Standards Committee)を前身とし、1969年に現名称になった。日本におけるJISに相当する。◇「American National Standards Institute」の頭文字から。「アンジ」ともいう。
(コトバンクより)

これも前編と被っちゃいますが、【Indiegogo】で発表されたAir Slingが防刃性能レベル4に対して、Air Sling Proはレベル5。より強固です。

諸外国はもちろん、国内でも時々バッグをカットされて中身の財布を盗まれた、なんていう話も聞きます。あるいは、どこかに引っ掛けてバッグが切れたなんてこともAir Sling Proなら安心ってわけです。グレーモデルは、撥水性能と共にウールっぽい感じの生地なのに切れないって、ホント不思議・・・・・・あれ?・・・じゃあ、Air Sling Pro自体の生地はどうやって切断したの?どうやって加工したの?という疑問が頭をよぎります・・・

答はカンタン!Air Sling Proの加工にはレーザーカッターが使用されているのです。ここまでやっても、防刃性能は譲れないというALPAKAのコダワリには頭が下がるばかり!

 

 

 

さて今度は収納関連の解説。Air Sling Proのフラップ(蓋)を開けるとフロントには基本的に3つのスペース(ポケット)が現れます。

 

フロント3箇所の収納スペース。

・・・メインスペース。ここにモバイルバッテリーだのiPhoneだの、その他のデジタルツールだの入れておけます。仕分けされた小さなポケット2つアリ。ジッパー開口部21.5cm。深さ18.5cm。

・・・サブスペース。隠しポケットよろしく仕分けされたポケットが1つアリ。ここにクレジットカードだの、緊急時のへそくりだの、硬貨なども入れておけます。メモ帳なんかもどうぞ。ジッパー開口部17.5cm。深さ12.5cm。

・・・ペンポケット。デジタルの時代と言えども、避けることができない筆記具。ペンポケットが用意されています。しかも2本分。
仕切られています。このあたりの裁縫技術もALPAKAなら安心。バシバシ出し入れOK。

 

さてさて、まるでポケットのように使えるAir Sling Proには、類も収納OKです。サブスペース内にキーホルダー搭載。「バッグの中に鍵を入れておく」んじゃなくて、「バッグの中に鍵を括り付けておく」的な。安心感ハンパなく。

 

 

で、このキーホルダー、技アリです。Air Sling Proから外してそのままキーホルダーとして使用できるのです!これもスマート。

 

さらにさらに、7venユーザーのあなたに朗報!Air Sling Proのこのキーホルダーは、7venの同機能と同じモノが使用されていますので、【 Air Sling Pro → ← 7ven 】流用OK!キーホルダーがバッグ同士で行き来できますぜ。

 

7venのキーホルダー

サブスペース内の仕分けされたミニポケット。隠しポケットのようにひっそりとレイアウトされているココにはクレジットや電子マネーなどカード類、硬貨、緊急用へそくりなどどうぞ。

 

 

もちろん、サブスペースにだって、iPhoneをどうぞ。メイン・サブ・背面と3箇所に、シーンに合わせて入れておけるわけです。

 

 

背面行きましょう。背面にもスペース(ポケット)が一箇所アリ。ジッパー開口部21cm。深さ12.5cm。

 

 

フラップ(蓋)を開けなくても入れられるスペースなので、頻繁に出し入れするiPhoneやパスカードとか。ちなみに文庫本も入ります。とにかく一番早くパッとアクセスできるので、ちょい入れにも。

 

長財布もOK。

 

 

そして、背面のジッパー部分にもご注目。ここは防水仕様。

 

 

閉めた部分はラバーで覆われて、密閉性を確保。水やホコリの侵入を防いで中身を守ります。締めると、チャック部分が完全に見えなくなる感じです。本格的なアウトドアの製品で見たことあるかも。

 

 

Air Sling Pro のジッパー部分には日本が世界に誇るYKKが採用されています。すべて防水仕様。

 

 

ラバーと言えば、Air Sling Proの底面ラバーで覆われています。外出先でちょい床置きなんて場合にも安心。

 

 

で!Air Sling Pro ってどのくらいのモノが収納できるのか?について。これ、大事。

左が何も入れていない状態。右が詰めるだけ詰めた状態。

 

 

何も入れていない状態。

 

通常アイテムはこれくらいですかね。iPhone、モバイルバッテリー、Lightningケーブル、イヤフォン、鍵の束、メモ帳、ペン・・・まさにポケットには入るわけないし、バッグだとデカ過ぎるし・・・てな状態。Air Sling Pro 自体は全然余裕です。

 

 

 

さらに、名刺入れ、少し大きめのメモノート、大きめ長財布(レシートなどでかなり膨らんでいる状態)またはメガネあたりを入れて、膨らみ過ぎ前の限界くらいでしょうか。

 

 

 

たぶん、まだまだ毎日使ってるといろいろな発見があるかと思います。7venの時もそうだったようにそういうモノを創るメーカーなんです。ALPAKAって。ラストに、コスト的な所感。これだけのクオリティで・・・なんと12,800円(税込)。コレをコスパと言わずに何といいましょうか!

 

付属品として、Air Sling Pro 内部用のモバイルバッテリーUSBケーブル。ちゃんとイイ感じのオリジナルの袋に収納されてるという「どこまでもとことん凝ってみる」スピリッツが嬉しい。

 

 

というわけで2回に分けてお送りしてきましたALPAKAの新作バッグ「Air Sling Pro」。
春だって秋も冬も来年の夏だって、一年中使える「ポケット以上ショルダー未満デジタル仕様バッグ」として永く愛用できます。とにかく品質が良い!間違いなく、世界が認めた逸品であります。負けを認めざるを得ない!

(TokyoMac編集部・Y)

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