Tokyo Mac Blog - 道具 / 29

【レビュー】MagJet

 

古いMagSafe電源アダプタをUSB-Cに変換する【Elecjet Anywatt MS】で大ヒットを飛ばしたElecjet社。MagSafeのUSB-C化計画第二弾が、2019年初っ端からいきなり登場です!大注目です!

 

それが【MagJet(マグジェット)】。製品説明の前に「MagSafe」ってなあに?ってなあなたに。

言わずとしれた、Appleが開発したACアダプタからのコードを接続するコネクタのこと。一番わかりやすいのは電気ポットの電源部分のアレ。マグネットを利用したあのツクリ。

 

MagSafe(出典:Wikipedia)

万が一コードに引っ掛けたとしても、ポン!と外れてくれるので危険回避できるあの仕組み。アレをMacBookに導入したのがMagSafe。技術特許的には今もAppleが持ってるとか。
これのおかげでデスクやテーブルの上からMacBook落下を回避できた方(筆者を含め)数知れず・・・さらに、ケーブル自体にも無理な負担がかからないので劣化防止にもなったという秀逸過ぎる機能。

なんですが!ご存知のように、今はもうありません。現在のMacBookシリーズはすべてUSB-Cに移行しちゃいました。これからも確実にUSB-Cです。これも時代の流れでしゃーない。それにUSB-Cになったことでいろいろ拡張できるし・・・でも!でも!やっぱりあのMagSafeの機能は魅力的。でも、時すでに遅し。「彼」も「彼女」も、もういません・・・

そんな「MagSafeよもう一度」の願いを、しっかりと2019年に実現してくれるのがMagJetなのです。もちろん、USB-Cで。

 

MagJetは、専用ケーブル部と専用チップで構成されています。

 

チップをデバイスに挿入しておくだけ

 

セッティング(というほどのものじゃありません)はカンタン。チップを、デバイスのUSB-Cポートに挿入するだけ。

 

 

強力なマグネットパワー

 

これだけで完了。ケーブル部分をチップの近くに持っていった段階で「あらっ!不思議!」。マグネットパワーでカチャッと瞬時にくっついてくれます。超強力な磁力です。

 

 

 

やや慎重に、ポートを痛めないようにケーブルを挿入していた人、手を上げて!ハイ!いや、ほんとほぼ全ての人がそんな感じだったんじゃないでしょうか?MacBookやiPad ProなんてUSB-Cポートが一つだけポツネンとあって「これ痛めたらすべて終わりだよな〜」感強かったかと。『IT(イット)』かよ、と。

 

 

ケーブルを近づけるだけで接続できる快感

 

 

それが、こんな(動画(いい意味で)テキトーに近づけるだけでOKになっちゃうわけですから。今までのオレはなんだったんだ?コレは笑っちゃいます。素晴らしいです!iPad Proの場合、筐体がMacBookシリーズ以上に頻繁に動くのでホント助かります。

とりあえず、オフィシャルで対応するAppleデバイスはこんな感じ(USB-Cデバイスほぼ全てですね)
MacBook Pro (15-inch, 2018/2017/2016)
MacBook Pro (13-inch, 2018/2017/2016)
MacBook Air (13-inch, 2018)
MacBook (12-inch, 2017/2016/2015)
iPad Pro (11-inch, 2018)
iPad Pro (12.9-inch, 2018)

 

怖いシチュエーションをシミュレーション。テーブルに置いて充電中のMacBook Pro。

 

デバイス落下・ケーブル劣化防止

 

うっかりと誰かが充電ケーブルを引っ掛けた!あっ!ばかっ!危うしMBP!

 

 

・・・と、普通ならこのまま落下というシチュエーションも安心。ケーブルだけスッと抜けてくれるんですから!

 

 

ちなみに、HUB使用中での充電にも使えますよ。(写真:HYPER DRIVE SLIM HUB)

 

HUBでも使用可能

 

HUBのUSB-Cポートにチップを挿入しておくだけです。

 

 

 

それと、Apple以外のデバイスにも使えます。

 

USB-C化急増の、Appe以外のデバイス

 

Windowsのみなさんにとっては、はじめましてのMagSafe仕様。

 

 

 

タブレットだのスマホだの、WindowsやAndroid勢には既にUSB-Cデバイスが多数存在しています。まず、どんな機種にも使えますがメーカー公表の機種はこんな感じ。

Chromebook Pixel
Samsung Galaxy Book
HP Spectrex 360
Microsoft Surface Book
Lenovo ThinkPad
Dell XPS
Google Pixel 2/2XL
Nexus 5X/6P
HTC 10
Samsung Galaxy Note 8
Samsung Galaxy S8/S8 Plus

あと、最近ではちょっと前までmicroUSB優勢だったガジェットも、USB-Cで充電する仕様がどんどん増えてきています。最近発売のガジェットとして、例えばGoProとかIQOSとか。同じようにポートにMagJetのチップを差し込んでおくだけ。

 

 

 

ちなみに、いろいろなデバイスに半永久的にチップ差し込んでおいてもいいっすよね。そんな場合のために、ケーブル単体別売りもアリそうこなくちゃ!

 

で、ちょいと技術的なお話。ここからは、TokyoMac技術部員にバトンタッチ。

 

「通常のUSB-Cコネクタは24ピンですが、MagJetは6ピンコネクタ仕様なんです。実は世界で最初に6ピン仕様を実現したマグネット式のUSB-Cアダプタを開発したのがElecjet社なんですよ」(TokyoMac技術部)

 

 

仕様

 

具体的に、6ピンだとどこがどうなの?(筆者・猿)

「MagJetの仕様で例を挙げると、”20V/4.35A まで対応している”という電気的特性を記憶しておくICチップE-Markerが内蔵されているんです。コレが内蔵されているから、USB-C PD規格に準拠した最適な電力供給がOKになるんですよ。そもそも、USB Type-Cの規格自体が、E-Marker内蔵を定めているんです。

 

「オフィシャルページの図がわかりやすいかも。6本のピンが最大3アンペアまで対応しています。プラスとマイナスが各々ペアになっていて、合計で最大6アンペアまで対応できますから、最大87W(20V/4.35A)までの供給ができるんですよ。ちなみに、オフィシャルにも記載されているように、電圧もプラスのピンとマイナスのピンに分割できるから、アーク放電が少ない。発熱が制御されます。」

 

 

アーク放電って?

「電極材料の一部が蒸発して、気体になっちゃった状態です。普段は伝導性のない気体中を電流が流れる状態になっちゃうんです。」

・・・というわけで、やや深いところまで切り込んでみました。やっぱり、このあたりは知っておいて安心したい、と。

 

あなたのAppleデバイスを「MagSafe仕様」の「USB-C」ポートに変換するといういいとこ取りのMagJet。一度使ったら絶対に病みつき間違いなし。世の中の家電が全部コレになればいいのに・・・とりあえず、ウチにあるUSB-Cデバイスは全部コレに変えるところから始めたい!

(TokyoMac編集部 ヨウジロウ)

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