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【レビュー】7ven Mini

クラウドファンディングに、多機能テックバッグのちょっとしたブームを呼んだ帳本人。2016年に誕生したオリジネーターがALPAKA社【7ven(セブン)】。今や、メルカリや楽天で中古も高値でやりとりされているほどの人気プロダクトです。機能、マテリアル、裁縫・・・そのどれをとっても文句のつけようが無い高品質。

そして、満を持して、この7venのダウンサイズしたバージョンが登場したのです。

7venとのサイズ比較などは、オフィシャルに詳細が掲載されているので、このエントリーでは「7ven Mini」という製品単体のテーマでお送りすることにしますね。

左:7ven Mini 右:7ven

ジャストサイズでしょ?「ミニ」と言ってもコンパクト過ぎず、大き過ぎず。ナイスなダウンサイジング設計に成功した感、アリ。

ジャストなダウンサイジングに成功

細身の女性モデルが持つと、そのジャストサイズっぷりに納得。メッセンジャーバッグモード時でも、ブリーフケースモード時もまさに「ちょうど良い」サイズ。

では、行きましょう!まずは、フラップ(蓋)部分。

ドイツ製マグネットバックルと特製ベルクロ

ここは、特殊ベルクロと、マグネットバックルで固定するシステム。

超急ぎの時はベルクロでサッと(仮止的に)締めるのもよし。カッキリ固定する時は、マグネットで瞬時脱着のバックルで止めるもよし。マグネットバックルは、ALPAKA社が厳選したドイツ製。Fidlockラッチ仕様。カチャッと一瞬で脱着。

バッグ本体側では最もスピーディーにアクセスできるのが、フロントポケット。フラップ部分に搭載された中サイズのポケット。iPhoneや小型のコンデジなどのチョイ入れにも最適。

iPad miniだって、チョイ入れしておきたい

iPad miniも余裕でOK。

Appleデバイス収納スペース。メインスペースの背面側にレイアウトされています。

Appleデバイス収納スペース

肉厚パッドでしっかりとデバイスをガード。

固定バンドも搭載。

MacBook Pro 13インチまでOK。もちろん、MacBook、MacBook Air、OK。

そして全iPadシリーズ、全サイズOK。

メインスペース。ココは、フリーダムにお気に召すまま使い倒せます。

カメラだって着替えだって、お気に召すまま。
ドリンクホルダーがポイント、高し。

ガジェットが入ったポーチ、ヘッドフォン、ノートにコーヒータンブラーに電源アダプタに・・・まだまだ入りますよ〜。

ボトルポケットは、両サイド2箇所に搭載。もちろん、畳んでフラットな状態でも使えるし、メガネやサングラスなど長さのあるアイテム収納ポケットとしても使えるし、のナイスギミック。

デジイチ入れて、交換レンズバッテリー入れて、なおかつ、コーヒータンブラーとMacBookが入るという嬉しみ。

デジタル系はすべて後に出てくる「デジタルゾーン」に詰め込んで、メインはちょっとした着替えを入れちゃう日があってもいい。Tシャツが2枚、アンダーウエア、ソックスが入りました。

ということで、7venでも大好評の「デジタルゾーン」。フラップをオープンするとドーンとレイアウトされているワイドなポケット。こ〜れが便利!

強い!デジタルゾーン。

全部で8箇所もの収納スペースを搭載。

このオーガナイズっぷり!電源アダプタ、ケーブル類、モバイルバッテリー、各種アダプタ、そしてiPhone・・・

メッシュポケットは、アイテムにより収縮できるので、マジ便利。わかってる!底に入ったモノがうっすらと確認できるのもニジュウマル。

バックポケット、行きましょう。「え?ポケットなんてある?」・・・的に、隠しポケットスタイル。セキュリティ的にも良き。

隠しポケットでさえ、このオーガナイズ力。

隠しポケットだから、ちっちゃな収納スペース・・・ってわけじゃなく、かなり入るんです。iPhoneはもちろん、iPad miniも入ります。小分けポケットまで搭載。隠しポケット内だけで、アイテムがこれだけオーガナイズできるってのもスゴイ。

さらに、その小分けポケットにはこうして補強処理がなされているってのもALPAKAらしい心遣い。嬉しい。

忘れちゃならないALPAKAお家芸キーホルダー。バッグの中に放り込んだ鍵束をゴソゴソと探し出すあのストレスは無し。キーチェーンはここにどうぞ。そして、そのまま外して使えるという名作ギミック。あ、キーホルダーはデジタルゾーンとこのバックポケットの二箇所に搭載。コレも嬉しいのです。「クイックに出し入れしたい」なら、バックポケットに。「セキュリティ重視。出し入れは頻繁ではない」のなら、デジタルゾーンに。なんて使い方もできるってわけです。

さらに・・・ALPAKA社の全バッグに付け替え可能という素晴らしいシステムになっています。

ALPAKA社 Air Sling Pro

ストラップ。これを調整するだけで、7ven Miniがメッセンジャーバッグになったり、ブリーフケースになったりします。7ven Miniのストラップって、なんと、1トンの力まで耐久可能。

7ven Miniのストラップ
右肩掛・左肩掛モードチェンジも瞬時に。

ストラップの長さを調整した後に、余ったストラップはこの「ストラップアダプタ」へキッチリ収納。コレがあるから、ブリーフケースモード時にバシッとキマるわけです。

そして、クイックアクセスできるポケット搭載。カード、パス、チケットなどどうぞ。

ココには防水ジッパーが使用されています。ゴクゴクしてる時に、飲み物を溢しても大丈夫って、算段。顔に一番近い位置にあるポケットですものね!ナイスギミック。

さらに、7ven Miniのストラップ仕様で素晴らしいのが、右肩掛け・左肩掛けのチェンジが瞬時に完成という仕組み。特殊ベルクロで止められたパッド部分を、バリっと外して、逆さまにしてパッと固定。

これだけで、逆方向仕様のストラップが完成。(つまり、ストラップポケットの位置が右でも左でも正しくレイアウトされるわけです)。

ブリーフケースモード時のための、ハンドル。

単体ブリーフケースレベルのハンドル。

こちら、通常のブリーフケースのハンドルレベルで製作されているのもスゴイところ。

耐久性。高級感のあるビジュアル。本体との裁縫もガッチリと完璧。

素材もハイクオリティなのが、ALPAKA社。7ven Miniは全4色カラバリ。ブラックとブラウンがバリスティックナイロン仕様。お馴染みのデュポン社が軍用に開発した素材。防弾チョッキにも使用されているトンデモ強力ナイロン。なんと、1,000デニール!

1,000デニールバリステと3重ポリ

対する、グレーとブルーは特殊フェイクウール。ポリウレタン3重コート仕様。こちらも強く、ナイロンレベルの耐久性を持ち、通常のウール素材とはまったく次元の異なるモノ。

そして、どちらの素材も撥水仕様。万が一水に濡れても、ササッと拭いていただくだけ。シミなども残りません。

こちらもALPAKA社の全ラインナップに使用されている「リップストップナイロン」。内部はすべてこの素材で構成されています。

軍用・本格的アウトドア製品に使用されています。テント類とかで見たことのある人、多いかも。つまり、耐久性はアウトドアレベル。万が一にも生地が裂けるトラブルがあったとしても、それ以上の裂けを防止する機能アリ。内部も安心な、7ven Miniです。

7ven Miniは、底面も気を抜かない!耐衝撃の厚めパッドが仕込まれています。さらに4つのフットを搭載。

7ven Mini、自立します。

7ven Miniは、自立できます。そして、底が汚れにくい。通常のバッグではちょっと置くのをためらってしまう場所でも、置いておけるわけです。

容量によって、キレイに変化するのがALPAKA社バッグの特長のひとつ。アイテムが少なめの時も、多い時も。

何も入れないと、ほぼ折りたたんで、コンパクトになります。ベッドの下などのスペースに邪魔にならずに保管OK。

ラストに、ALPAKA社がひとつの使い方のTipsとして紹介している裏ワザをご紹介しましょう。こちらも好評スリングバッグ+カメラバッグ【Go Sling Pro】。コレをまんま、7ven Miniのバッグインバッグとして使ってしまおうというTips。

特に、カメラバッグとして7ven Miniを使いたい日なんて、まさにうってつけの使い方!撮影中はそのまま、Go Sling Proだけ出して使えます。

というわけで、相変わらずのパーフェクトなツクリとしか言いようの無い、ALPAKA社バッグ【7ven Mini】。7venという製品名の由来は、「一週間(7日間)使える、バッグ」。

つまり、ビジネスもプライベートも使える。本気で使える。というわけです。ここ、大事です。「ビジネスもプライベートでも使えます」なんて手垢が付いたようなキャッチコピーですが、「ホントに」「本気で」使えますよ。コスパ的にも抜群。7ven Miniは。

(TokyoTool編集部 ヨウジロウ)

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