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【レビュー】Thin Pack(前編)

 

惜しくも、製作・販売が終了してしまった、米・Betabrand社の人気バッグ【Under-The-Jack Pack】。日本での正規総販売代理店であったMacPerfectが、今年年末にこのUnder-The-Jack Packをインスパイアしたパワーアップ版【Thin Pack(シンパック)】を、オリジナルブランド【MinZ(ミンズ)】にて企画・製造・販売することになりました!TokyoMacも全面協力させていただいております。

この究極ミニマムバッグの全貌を前後編に渡って、公開。早速、行ってみましょう!

 

 

ミニマムバッグに大注目の2020年です。気がついてみれば、ここんとこモバイルアイテムが変貌していません?iPhoneやその他のスマホのカメラ機能の信じられない向上で、「デジカメが不要になった」。キャッシュレスで「大きな財布が不要になった」。コンパクトサイズのモバイルバッテリーやアクションカメラなどで「ガジェットが超コンパクトになった」。iPadや他のタブレットとApple Pencilなどがあるので「ノート・メモが不要になった」。隅々までクラウド環境が整ったので「ストレージやケーブルとかHUBが不要になった」・・・

「ホントは毎日、この(通常の)バッグだとデカすぎるんじゃ・・・効率悪すぎるんじゃ・・・つか、できればMacとiPhoneだけ持って出かけたいんだよね・・・」という思いが少しでもあったあなたなら、Thin Pack、大注目です。2020年も世の中のミニマム化は止まらないでしょうし。

バッグの厚みわずか「3.8cm」が最大の特徴。

 

厚み3.8cmのメリットは多い。

 

身体に吸い付くような薄さ。最初に背負った時、その新鮮な感覚に驚きますよ。まさに「身体に」MacやiPadが一体化(コレがホントのウエラブル!?)とまでは言いませんが、通常のリュックやバックパック、ショルダーなどにデバイスを入れて動くよりも、身体が軽く動くのは確かです。「手ぶら」感覚が味わえます。

 

 

そして、超薄いので、今の季節はこんなことができるわけです。上からジャケット、コートを着てしまう。

 

 

コレで、見た目も「手ぶら」になってしまうという・・・「アレ?今日、手ぶらなの?Macは?」と言われること必至。

 

 

ここで、バッグが薄いことで生まれる新たなメリットについて挙げてみましょう。

★公共交通機関で、邪魔にならない

大きなバッグは、やっぱり満員列車など(じゃなくても)邪魔となります。あのストレスがなくなります。こんなに薄いから。周囲の乗客のストレスももちろんゼロ。バッグが当たって舌打ちされることもありません。電車やバスだけでなく、人混み全般など同じ状況でメリットに。

 

 

★動きやすい

これ、ホント不思議なんですが、デバイスの「重み」の感覚も通常のバッグに入れた時よりも軽く感じる。そして、身体へのフィット感が加わり、結果、ものすごく行動しやすくなります早歩き(もちろん走ることも含め)、階段の昇降、自転車(キックボードやスケボー含む)・・・Thin Packほどこれらの行動にマッチしたバッグは無い!と断言しちゃいましょう。

 

 

★雨天

単純に、リュックやバックパック、ショルダーを背負いながら傘さす時って、中のデバイスを濡らさないように傘をバッグ側に優先的にさしちゃったりしますよね。自分の身体よりバッグが濡れないようにって。あの不安もなくなります。自分の身体にピッタリフィットしちゃってるんですから、「フツウに傘をさしていれば」OKなんです。さらに、レインコートなんか上から着ちゃうと完璧。

さてさて、それではThin Packの内部をチェックしてみましょう。まずは、Thin Pack収納の主賓である、MacやiPad、PCなどの収納。

デバイスポケットは、背中のパッドで守られる位置に。Thin Packのデバイス収納にはまずは、重要ポイントがあります。Thin Pack 「13」と「16」の2サイズバリエーションがあります!つまり、13インチ程度までのデバイス用と、16インチ程度までのデバイス用の2バリエーションからチョイスします。

 

収納の主役はデバイス。2サイズ有り。
MacBook Pro16インチもOK。

 

Appleデバイスに関しては、オフィシャルの方で対応表」が用意されているのでコレは必ずチェックしておきます。

こうやって置いてみると、「バッグとデバイスのフィット感」がわかります。これこそが、デバイスがモバイルの主役という、無駄のない「ミニマムバッグ」という証拠です。

 

 

そして、例えば「Under-The-Jack Pack」では無理だった「MacBook Pro 16インチ」が収納OK!!コレは、Thin Pack「16」のサイズがUnder-The-Jack Packよりも若干大きく作られているから。ここ、大事です。(Under-The-Jack Packから改良されたThin Packのポイントについては後編で)

ちなみにiPadは全シリーズ、「13」「16」両方ともイケます。ともあれ、デバイス対応表へ。

 

iPad Pro 2020 11inch は「13」で余裕収納。

 

 

iPad Pro 11インチは、「Magic Keyboard」を装着したままでもThin Pack 13インチモデルで余裕の収納。iPad Pro 12.9インチも「Magic Keyboard」を装着したままThin Pack 16インチで余裕の収納OK。
「重い」と言われるMagic Keyboard。Thin Packの「身体に密着」という方法では、背負うと重さをまったく感じないのが不思議。

 

 

で、やっぱり気になるのが「デバイス以外のアイテム収納」について。これだけ薄いから、デバイス以外はほとんど入らない?かと思いがちですが、ちゃ〜んと最低限の必携アイテムは、スリムなフォルムをキープしたまま収納できます。

収納イメージはこんな感じ。デバイス、iPhone、ペンやApple Pencil、メガネ、ノート、クリアファイル・・・コレに電源アダプタとか、モバイルバッテリー収納してもまだまだスリムなフォルムは保てます。だいたい、バッテリーとアダプタ自体が日毎にコンパクトサイズになってる感、ありますしね。

 

デバイス以外のアイテム収納。

 

デバイスポケット直下には、ジップ仕様のポケット。反対側にはまず、どんなサイズのスマホでも収納可能な大きめポケットペンホルダーポケット

 

 

ペンホルダーポケットはiPadユーザーさんにはグッドなポケット。コレがないとね!さらに、メガネやちょっとしたガジェット系、
ケーブルなどをフィット感よく収納できる小さめポケット。

 

 

AirPods Proなんかにはこの(若干のフィット感ある)サイズのポケットがジャストマッチ。スカスカにならないので不安感ありません。

 

 

とは言いつつ、持ってるアイテム、持ち歩きたいアイテムは人、それぞれ。自由にレイアウトしちゃいましょ。

 

 

後編では、「フリースペース」「ストラップの秘密」「日本の気候用に強化された素材」「Under-The-Jack Packからの機能レベルアップポイント」などをご紹介。

 

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