Tokyo Mac Blog - Appleの道具 / 28

【レビュー】AlsterPlus 2020 with iPad Pro(後編)

 

 

前編はこちら

 

(前編からの続き)

そして、USBメモリ・外付ドライブのアクセスにおいて、AlsterPlus 2020のハブならでは感強し、の機能が2つほどあります。

 

現状、市場のiPad Pro向けのほとんどのハブは、電源をiPad Proから供給する「バスパワー」です。対して、AlsterPlus 2020のハブは、「セルフパワー」です。つまり、電源は自ら供給。当然です。バッテリーも搭載されているわけですから。このことによって、例えば大容量の外付けドライブなどでも「セルフパワー」のAlsterPlus 2020のハブでアクセスOK。対して、「バスパワー」のiPad Pro用ハブは、大容量のドライブなど消費電力が大きな機器にアクセスできないこともあるわけです。

 

もちろん、巷の「セルフパワー」のハブのように電源アダプタとコンセントはもちろん不要。ハブであり、バッテリーでもある」わけですから!

 

 

そして、AlsterPlus 2020のUSB-Cは、iPad Proのポート同様、入出力完全対応ですから、USB-CタイプのUSBメモリや外付ドライブが使用できます。

市場のiPad Pro用ハブのUSB-Cポートは基本的に「iPad Proの充電用」ですから、USB-CタイプのUSBメモリや外付ドライブを読み込むことができないのです。(他にも使用できないUSB-Cタイプのアダプタ多数。こちらはのちほど)

 

 

●SDカードリーダー

最近のミラーレスなんかは、ワイヤレスでカメラからダイレクトでiPad Proにとりこんじゃう方が多いのではないでしょうか?とは言いつつ、たま〜にじっくりと貯め込んだ写真をSDカード、miniSDカードから取り込むことも。そんな時のためにはコレで十分。Amazonでわずか1,000円前後で用意できます。iPad Proのハブは、「自分のスタイル」で構築していくと良いですよ。「自分に必要なポートを優先させるために、まったく無意味なポートが搭載してあるハブを購入する」のはナンセンス。「でも、いつか使うかも・・・」って、多分、そんな機会は無いかと思います。不要ポートの断捨離、しちゃいましょう。

 

 

●USBマウス、USBキーボード、USBトラックパッド

iOS13.4になって、なんといっても試してみたいのが「マウスやトラックパッドの正式対応」。

AlsterPlus 2020のハブ機能で使用する場合、既にスマートキーボードフォリオや、Bluetoothを頻繁に使用している方「以外」の方に超オススメ。「キーボードを使うのは長文を書く時だけ」とか「企画書のテキスト入力の頻繁な選択、コピペが必要・・・ドラッグするのに指だとキツイ・・・」とか、「頻繁ではないが、必要な時にだけ」使用したい方にうってつけ。

iOS13.4からは、マウス操作が格段に良くなりました。

 

 

ちなみに、Amazonで購入してみました。

★キーボード916円

★マウス 898円

★トラックパッド 1,999円

 

 

とにかく安いのを揃えてみましたよ。これだけで、iPad Proの簡易ノートPC化。そう。とにかく、USB有線のデバイスは超ローコストで導入できるのが魅力。・・・というか!自宅や職場に昔使用していたものが転がっている確率、高いかとっ!!引き出しの中から昔々に使っていたマウスが出てきて、「ああ・・・このマウス、なにげに使いやすくて好きだったな・・・」というそのマウス、iPad Proのために復活させてみてください。

使い方は説明するまでもなく、AlsterPlus 2020の2個のUSB-Aポートに挿入するだけ。キーボードとマウス(またはトラックパッド等)を挿入できるんだから、それでもうPC化なんです。

 

 

そしてもちろん、大容量バッテリーで給電しながら、カフェでもどこでも思う存分、長時間のテキスト入力作業ができるわけです。集中力が途切れやすいので、自宅ではなく、カフェやレストランでテレワークする方も多いと聞きます。

 

 

●iPad ProでUSBマウスを使う

そして!iPadOS 13.4から、ご存知のようにマウス・トラックパッドが正式対応しました!使えます。AlsterPlus 2020のハブで、ほぼどんなタイプのUSBマウスが問題なく駆動しますよ。

 

 

USBマウスをAlsterPlus 2020のUSB-Aポートに挿入すると、ポインタが表示されました。以前のアクセシビリティの時のポインタより小さく、とても使いやすくなっています。

 

 

もちろん、スピードやスクロール、副ボタンの左右アサインもOK。

 

 

テキストにポインタを移動すると、ちゃ〜んとカーソルになる。コレコレ!コレですよ。テキストのドラッグ選択も指よりも100倍快適!!

 

 

右クリック(副ボタン)で、メニュー表示。Macに慣れているこちらとしては、コレも指よりも快適。

 

 

 

オンマウス時のアニメーション動作もすごく気持ちいい。

 

例えば、5月発売のトラックパッド付きのスマートキーボードフォリオ。現在、Amazonなどで販売されているUSBトラックパッドなども、キーボードと同時に接続してAlsterPlus 2020で使ってみたりします。

 

テキストのドラッグも、スンナリ。

 

そして、AlsterPlus 2020のハブは音楽関連(聴く、創る)にも使えます。

 

●ヘッドフォン、イヤフォン、スピーカー

「ヘッドフォンポート(3.5mmオーディオジャック)」の有無でハブを選んでいた方も多いかと。実はこれ、たった一本の変換プラグで、ローコストで解決できます。

 

用意するのは、ほぼ1,000円程度のコレだけ。しかも、Apple純正!

 

Apple USB-C 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ

コレに、お持ちのヘッドフォンイヤフォンスピーカー3.5mm ヘッドフォンジャックを装着。AlsterPlus 2020のUSB-Cポートにコレを挿入するだけ。ちなみに、AppleのコレはDAC(デジタル・アナログコンバータ)内蔵型なのでオススメ。ほぼ全ての機種で使用OK。1,000円だし、揃えておいて損は無しですよ。

昔からお気に入りのヘッドフォンで。

 

 

Bluetoothじゃなくて、アウトから直にどうぞ。設定不要で意外にこの方が早くて確実な時もアリ。

もうひとつiPad ProでAppleMusicを外部スピーカーで聴く方法として、USB-A接続タイプのスピーカーもAlsterPlus 2020のハブでどうぞ。3.5mm ヘッドフォンジャックと異なり、デジタルで伝送するから、音質にこだわる人には良いかもしれません。

で、USB-Cで接続する場合も、USB-A接続の場合も、どちらも外出先、レジャー、キャンプなどでもAlsterPlus 2020一台だけで超ロングプレイOKなのですから、まさに、2イン1モデルの恩恵。

 

 

●オーディオインターフェイス

 

・・・の流れで、コレ。DAWといえば、のオーディオインターフェイス。ガレージバンドロジックも今や各種DAWのiPad版があるわけですし、iPad Proならではの「いつでもどこでも、音楽を創る」わけです。

 

 

ご存知のように、マイクやギター、キーボードその他を接続してDAWに入力するのに必要なのがオーディオインターフェイス。【iPad Pro】→【AlsterPlus 2020のUSB-Aアダプタ】→【オーディオインターフェイスUSBポート】。まずは基本的にはコレだけで、接続OK。【オーディオデバイス接続済み】と表示されます。あとは録音するのみ。

 

 

で、ここからがAlsterPlus 2020ならでは感ある使い方。オーディオインターフェイスのUSB接続はそのままに、【外部電源端子】→AlsterPlus 2020のUSB-Aに接続。これで、外付けドライブの接続時のようにバスパワーではなく電源供給が分かれるわけです。音質に拘る人にはノイズとか音質劣化の対策になりますし、なにしろ、iPad Proのバッテリー消耗も軽減。もちろん、27,000mAh分、電源が無い場所でもじっくりと録音作業に勤しめます。

 

 

ライブとか、DJプレイとか、リアルタイムの演奏でも使えそう!現場の電源に繋いであたふたするより、自前バッテリーでプレイした方が精神衛生上にもグッドですよね。

 

という流れで、安価な変換プラグを使ってこんなテストをしてみました。ギターや鍵盤を演奏する方はちょいと注目ください。

 

 

ペダルエフェクターで使用する9V電池の代用として、AlsterPlus 2020で給電できます。それぞれのエフェクター単体(2台)でもイケますし、エフェクターボードでパワーサプライをご利用の方もイケます。でも、それだけだとフツウのモバイルバッテリーでもいいじゃん?てなことになりますが・・・

 

さらに、AlsterPlus 2020にiPad Proを接続。ガレバンなどで制作したトラックや、カラオケを外部スピーカー、あるいは最近ではトラックやオケを同時に出力できるギターアンプなども増えているので、流せます。トラックと同時にギターや鍵盤演奏がイケちゃうという。「どこでも演奏システム」の完成です。電源が無い屋外、電源がとりにくい場所でも、イタリアのようにバルコニーでも、このAlsterPlus 2020を使ったプチシステムで。

 

 

Tipsとしては、AlsterPlus 2020に2種類の変換プラグを使うという点。どちらも安価で入手可能。

 

 

AlsterPlus 2020をiPad Proのベースステーションとして考えれば、こんな感じで、あなたが実現したいコトを構築できちゃうという好例です。無駄に使わないポートが多数あるハブよりも、USBを中心にして、自分がやりたいことを考えれば効率的にイケるのは明らかですよ。そして、何より、iPad Proが最大42時間駆動するんですから、いつでもどこでも好きなだけ遊べるんですから。

 

●その他、USBグッズ

これはもう説明不要。現在、様々な便利グッズが多数販売されているわけですが、ここで気になるのがUSBポートの接続位置。

iPad Proに固定して使用するハブの場合、あるいはダイレクトにiPad Proに挿入する(基本的にPCで使うこと前提の)扇風機だの、LEDライトだの。加湿器だのグッズはちょいと・・・いや、かなり不自然な接続スタイルになっちゃいます。

iPad Proにケーブル接続のAlsterPlus 2020ですから、割と大きめのUSBグッズもそれなりにいい感じに佇んでくれます。ある程度の固定感もあります。USBタイプのコンパクトな手元灯り用LEDライト。キーボードも繋いで暗所での作業もいい感じに。まさにiPad Proのベースステーションという趣。

 

例 USBタイプのLEDライト

 

●Sidecar(サイドカー)

さて、ラストは、MacBookシリーズと、iPad Pro両刀ユーザーの方へのトピックです。iPadOSから搭載された
Sidecar(サイドカー)。iPad ProやiPadをワイヤレスでMacのサブディスプレイにできる話題の新機能。
外出先で、あるいは電源のとりにくい場所でSidecar駆動中には、ぜひぜひMacBookシリーズとiPad Proの両方をAlsterPlus 2020で充電しながら、余裕の作業でご利用くださいませ!

 

 

言うまでもなく、デュアル100W USB-C PDポートが活躍。片方をMacBookに。もう片方をiPad Proに。どちらも申し分なく、充電。

 

 

で、さらにもうひとつ充電接続方法があります。AlsterPlus 2020 100W USB-C PDポートにMacBookを接続。充電。

iPad ProはMac側のサンダーボルト3に接続しちゃうという方法。そうです。この方法だと、AlsterPlus 2020のUSB-C PDポートを、さらに他のUSB-Cデバイス充電に使うことができるという小ワザ。この状態で、さらにiPhoneの高速充電などが同時にできちゃったりするわけです。これも覚えておいていただきたい充電方法。

 

 

 

という感じで、前後編に渡ってiPad Proで使うAlsterPlus 2020について、ザクッとお話してきました。しかしながら、まだまだその拡張性の可能性は拡がるのです。特に、AlsterPlus 2020のiPad Proのハブとしての機能。進化する新たなiPad Proをさらに拡張しましょう。過去に戻った使い方をするのも、最新機能をさらにもう一歩前進させるのも、AlsterPlus 2020とあなたのちょっとしたアイディア次第ですよ。

前編はこちら

 

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